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SpotifyのMy Top Songs 2019で2019年を振り返る_2

(14:40)続き。

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▼Playlist

 

 

7. It's Not This (feat. Lemaitre & Josh Pan) / Bearson 

 

I've been dreaming
All my life been looking for that new thing
We look for heaven, but it's not this

 

これ2018年の曲なんですね。去年の年末くらいから今年の頭くらいにかけてずっと聴いていた。去年の年末といえばベランダで家の隣に通っていた高速道路を眺めながら酒を飲んだり煙草を吸ったりして荒んでいたことしか覚えていない。

 

この曲にまつわる思い出。天満の地獄みたいな飲み屋で一人で飲んでいたらぜんぜん知らないおじさん(歯が2本しかなかった)が喋り掛けてきて、気づいたらおじさんがキープしていたボトルを二人で空にしてしまった。

 

おじさんは競馬とパチスロと風俗の話の時は一滴も飲んでいないかのごとく饒舌になるのだけど、仕事や政治や年金の話になるとベッロベロのヘッロヘロになる。逆じゃない? と思いながらも含蓄のある話を聞いていた。

 

きりのいいタイミングでトイレに行って帰ってくると、おじさんがどこにも居ない。気配すらすっかり消えている。「うわ、やばい、食い逃げされたかな」と思って焦りながら店員さんに声をかけたら「お会計はしっかりいただいてます」と言われたのだった。なんで俺相手にそんなかっこいいことやるのさおじさん!?!?!? そう思いつつ、この曲を聴きながら帰路に着いたのだった。

We look for heaven,but It's not this

 

8.LINDY / 中村佳穂

『AINOU』は2018年を代表する名アルバムだったと思う。この曲も歌い出しの「ハッ」の時点で「はい好き〜〜〜〜!」となったのだけれど、今までの中村佳穂のどの曲よりも歌詞が好み。一番好きなフレーズはYou may theyの「いい日に生きて、あの感じになろうね」だけど。

 

ハッとして ピンときたんだLINDYためらわず進むと星座がほどけてゆくパッとみて 不意に気づくさLINDYおどけたふりして結び直してゆく

 

9.ディスコブラジル / 王舟 

 

毎年聴いてるから毎回RepeatとかTop Songsにランクインしてくる王舟のDISCO BRASIL。特に特定の思い出と結びついているわけではないのであまり言を尽くさない。ただただ、好きという曲。

 

10.Leave My Home / FKJ 

 

I'ma leave my home
This will change it all
Is this what I was waiting for so long?
But this world is telling me go-go-go

 

"これが自分が待ち望んでたことなのかな?"という葛藤がいい。FKJがパリから離れる時の心境を書いた曲らしい。今調べたらSUBLYRICSが解説を載せていた。おすすめ。

sublyrics.info

 

4月か5月、前の会社に新入社員が来た時ごろによく聴いていた。その頃には絶対に辞める、確実に辞める、とかなり固めの意思を持っていたのであまり話すことはなかったが、自分の案件を引き継いでくれたのは新卒のひとだった。本当にすみませんでした。

 

大阪から東京に引っ越すにあたり、二週間前に家を出ることを大家に伝え、仕事を辞めたあと夜行バスで東京に行き、即日で家を決めた。その時に家探しを手伝ってくれた不動産屋さんのことばをたまに思い出す。

 

「渡邊さん、お家に100点はないんです。何かを諦めなきゃいけないんです。80点が100点なんです。家賃を諦める、駅近を諦める、バストイレ別を諦める…『何を諦めるか』が大事なんですよ。100点の家はね、この世にはないんです」

 

自分の大阪での一年が段ボール数箱で収まってしまって、まあこんなもんだよなと感じたのを思い出した。いつまで経っても借り暮らしみたいな家。もう家がどんな形だったのかをあまり思い出せない。家を出る時、折角だしLeave My Homeを聴こうと思ったのだけれど、通信制限がかかっておりアルバムがダウンロードできず諦めた。代わりに聴いた曲は確かフジファブリックのTAIFUだったと思う。(15:13)