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数あるコンプレックスの中でも、生活の中で不便に思うことが多いのは、

数あるコンプレックスの中でも、生活の中で不便に思うことが多いのは、何につけても歯並びの悪さである。まずもって齧歯類を思わせる出っ歯……口を結ばないと前歯が二本だけ見える……なので、下顎側の歯並びがうまいこと隠れているのだが、その下の歯が治安が極めて悪い中学校の朝礼で組まれる二年生の列くらいガタガタだ。それから、前歯も母親に譲り受けたと思われる八重歯が口内をズタズタにするので、口内炎が絶えない。

 

一枚の紙を思い浮かべる。それを半分に折り、鉛筆か何かを突き刺して穴を空ける。生まれた穴は一つだけ。だが、折った紙を元に戻せば穴が二つ生まれている。ねじれ理論とかワームホールとかの説明に用いられるような比喩と同じようなことが、口内でも起きている。口の内壁を犬歯が貫き、鉛筆で作ったのと同じように穴が二つ生まれるわけだ。そしてその傷が口内炎となる。そして、傷はどんどん広がり、やがて大きな一つの口内炎へ……というのが最悪のパターン。そして今はそのパターンを教科書のようになぞっている。まさに口内炎が一つになろうとしている。人間の集団が悪い方に団結するのと同じ感じだ、と思ったが、よく考えるとその感想も訳がわからなかった。

 

 

酒をやったので、昨日は少し帰りが遅くなった。とはいえ、もう酔いつぶれて歯を折るようなことはしたくない。結局三軒の店に行ったが、酒量はうまいこと抑えられた。胸を張って歩いて帰ってきたはいいものの、アルコールとかは関係ない生活態度の悪さが原因で、朝起きたら部屋がめちゃめちゃになっていた。脱ぎっぱなしの靴下や寝間着を探すために荒らされたクローゼットを片付ける。

 

昼頃、妙に眠くなったのでかなり気合の入った昼寝を試みる。何か夢を見た……がメモを取るのを忘れたのであまり覚えていない。そんなに良い気分のしない夢だったとは思う。世界観でいうとクトゥルフ神話といった具合。あまり詳しくないので、雰囲気だけで言っている。

 

起きてからは仕事→依頼いただいた文字起こし→仕事→文字起こしと代わる代わる作業を進めていたのだが、仕事は大した進捗もなく、文字起こしは途中でデータが吹っ飛んだので、この4,5時間は本当に何もやっていないのと同じだった。誰かにこの4,5時間をあげればよかった。

 

文字起こしだけ終わらせて、楽しみにしていたTHE MANZAIを観ようとしたら、録画できていなかった。もう何もかもおしまいだ、という気分になり、セブンイレブンで150円くらいの9%の酒と、れんこんと肉でできたぐねぐねしたものと、餃子を買って食べる。何もかもおしまいだ、という気分から、何もかもおしまいにしていこう、という気分になった。自発性が大事と教わってきたので。