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『Weの市民革命』を読んで(メモ)

『Weの市民革命』(著:佐久間裕美子)の読書メモ。本当にメモですが、2021年の目標が「多少雑でもいったん見てもらう」なのでそのようにします。

 

・お金を使ったりお金が使われてたりするのを見るとウウッてなっちゃう

→話題のオンラインサロンとかもウウッてなった

→そのお金で何を買ったのか、何に使われるかに(自分が)無防備すぎる。

 

・そんな中で自分がどんな消費者で在りたいか、どう考えたらいいか↓

ひとりのステイクホルダーとして買い物をする

こんな時代に、自分は何を買い、何を着ればいいのか。日々こういう情報と向き合っていると、「もう何も買えない」という気持ちになることもある。[…]こうしたジレンマに対する自分なりの回答は[ …]要はひとつひとつの商取引を、考えながら行なう、ということだった。

 

・この本を読む前に山コンさんの『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』を読んでてよかった。言ってることがより理解できたし、いや〜〜〜〜そうだよな〜〜〜〜〜ってなった。

note.com

→山コンさんの↓このインタビューも読んでてよかった

meetscareer.tenshoku.mynavi.jp

 

▽章

01.消費はアクティビズムになった

02.インディペンデントは生き残れるのか

03.コロナが前進させた社会のシフト

04.自分ごとのサスティビリティ

 

・特に「消費はアクティビズムになった」「自分ごとのサスティビリティ」の章がよかった

 

・「消費アクティビズム」=購買・消費活動による価値表明と支援。「買い物は投票」「バイコット」(⇄不買運動

 ex:):「#GrabyourWallet」 「#deleteUber

 

・「We」=人権問題への広範な問題提起・活動を行うMe世代とジェネレーションZ=ソーシャルメディアの運動・不買運動で社会を進化させられると信じる新時代の消費者像=Value based consumer(企業の価値観をベースに購買活動をする消費者)

→「ブランドや企業はコミュニティに属するべき」

ex:アクティビストCEO(Patagonia)

⇄今まで

アメリカの企業文化のメインストリームは、1970年代にシカゴ大学エコノミストミルトン・フリードマンが説いた「企業の社会的責任は利益を最大化することである」という考えに基づいておおむね運営されてきた。そのため企業は、長いこと政治的立場の表明を避ける姿勢を貫いてきた。

 
▽企業の社会的責任(cf:『コーポレート・ソーシャル・レスポンシビティ』)

  1.  慈善活動
  2.  従業員とのエンゲージメント(積極的な関与)
  3.  社会的責任を考慮した商習慣
  4.  コーズのプロモーション
  5.  コーズ・マーケティング
  6.  コーポレート・ソーシャル・マーケティング

 

・「コーズ」=目的 大義 ジェンダー平等

 人種や宗教に対する偏見を撲滅 環境問題についての啓蒙

 

コーズマーケティング ex : PRODUCT(RED)

→若い世代の購買力と発信力が企業に政治的スタンスを率先して表明させる原動力になっている。

  

プラットフォーム・コーポラティビズム=同じ職種の人で集まって組合として機能するプラットフォームの設計モデル

 

・株主第一主義からステイクホルダーキャピタリズム

顧客と企業の関係は、一方的に金銭を支払い、一方的に物やサービスを供給するだけのものではない。企業が顧客の価値観を尊重し、顧客は企業にフィードバックを返したり、忠誠心を示したりする。消費者のほうにも、その企業のステイクホルダーとしての、また、企業を包み込むより広い社会のステイクホルダーとしての責任がある、ということだ。

 

・はじめて知ったことば:Cradle-to-cradle design

https://en.wikipedia.org/wiki/Cradle-to-cradle_design

このどうにもならない状況に目指すべきゴールとして掲げられるのは「Cradle to Cradle」である。アメリカ人の建築家で工業デザイナーのウィリアム・マクダナーとドイツ人の科学者マイケル・ブラウンガードが提唱するこのコンセプトは、人間の手によって生み出されて「ゆりかご」を出発したあらゆる物質を「墓場」である廃棄場に捨てるのではなく、生産の段階から土に還せるものを作ったり、そうでない物は再生して命を吹き込んだりして循環させるという考え方だ。生産・消費・廃棄のプロセスからなる「直線型経済」に対して「循環型経済」という言葉でも表現される。

 

健康診断が返ってきた。肝機能のALPなる数値が異常に低かった。原因は「亜鉛欠乏等」とのこと。取り急ぎ亜鉛サプリを飲もうと思ったが、DHCのものはやめておいた。それくらいのことで少しでも自分の好ましい方向に社会が変わるならと思う。